金融資産が預貯金口座に入っていても合理的なら当然
あなたの金融資産が「預貯金口座」「保険商品」に入っていたとしてもそれが合理的であれば気にする必要はありません。
例えば、マックス資金として
①預貯金・保険に1千万円
②証券口座に500万円
①②どちらがいいですか?
私は①です。^^
①に入っている資金、使い道が決まっているとか、自分にとって①を②にする意味がない場合は①のままでいいです。自分の金融資産であり、そこに合理的な理由が当然の資産選択というものです。
弊社では、これまで何度も何度も発信してきましたが、
貯蓄から投資へ
貯蓄から資産形成へ
という話から
日本人は米国人と比較して預貯金の比率が多すぎるからもっと投資をしないといけない
という話のデタラメさを指摘してきました。
弊社と同じように指摘したり、情報発信しているものをほとんど見たことがありません。
ネットの情報は、誰か(権威がある人やインフルエンサーたち)が書いたものを正しいと思い込み、それを拡散している感じです。
分かりやすく言いますと
日本人でしっかりとした金融資産を保有しているのは60歳以上の方々です。
このことは政府も当然知っています。金融資産保有データは政府側から発信されているからです。
そう考えていくと、国は個人の金融資産のことなど心底考えておらず、やはり特定の業界団体および関連団体への利益誘導のためなのに発信しているのかもしれませんね。
資産所得倍増の説明なんて、金融業界者が同じようにしたらアウトです。
以前にも指摘しましたが、日本国は、国民に対して
ローンにて住宅を買わせ
リスク性資産へ投資をさせること
を国策としているようです。
国がするべきは投資をすすめることではなく、仕事による収入で生活ができ、資産形成できることではないでしょうか。
資産形成時期における資産形成方法は自分に合った方法で
毎月1万円ほど~数万円ほどの積み立てを投資信託ですすめる話があります。
NISAやiDeCoはそれにあたります。
これらを流行りのようにすすめたりすすめられたりということが多いと思いますが、それが正しいということはありません。
資産形成時期は、仕事を頑張って収入をあげる時期と重なります。
同時に住宅関連費用や子育て費用、趣味・娯楽費用もどんどん重なっていきます。
まず重要なのは、収入をあげる(入金力を鍛える)ことです。
その得た収入を、楽しい消費を我慢して金融資産残高を積み上げていくことが資産形成です。
そのことを忘れないでください。
従って、人それぞれのやり方があり、それをやっていけばいいです。
無理をしないでください。
20代、30代の人を中心に積立投資(投資信託を使っての資産形成)人口が増加しているようですが、それを20年30年と継続できるかは未知数です。
積立投資をしている方が、
いま独身で結婚してライフプランや経済状況の変化で継続できなくなることもあります。
その場合、どのように対応していくか。
結婚して子育てしている方が、住宅購入について検討した場合、どのように対応していくか。
いまは順調に積立投資しているが、経済環境が悪化した場合、自分の仕事(=収入の減少や途絶える可能性)への影響は考えているか?
そもそも自分の性格に適しているかどうかを確認した場合、どうかを把握しているか。