FPコンサルオフィス株式会社

既婚男性の年収が高くなっている?

東洋経済オンライン『未婚と既婚の「所得差」こんなにも違う驚きの実態』が興味深かったのでご紹介します。
この記事は、日本の所得格差について書かれたものです。

弊社のセミナー「自分だけのシングルライフプラン 7つの法則」でも話している内容に近いところもありました。
記事によりますと、既婚男性は年収が高く、既婚女性・未婚男性・未婚女性はほぼ同じ(各年代別の平均年収を2017年の就業構造調査)で、既婚男性とそれ以外での格差があるということです。
アメリカでも同様らしく、

アメリカの場合、2016年のデータによれば、既婚男性は40代半ばで年9万ドルを稼ぐようになり、未婚男女と既婚女性は揃って年5万ドルですから、既婚男性の年収はその他のグループの1.8倍になることが示されています。(引用)

とのことです。

未婚者は自分の分、既婚者は家族分を稼いでいる

今回、この記事に興味を持った部分は、あるシミュレーション結果です。それは、未婚者が結婚したとし、個人年収を合算した場合と既婚者を合算した場合の比較についてです。

男女それぞれの個人所得と夫婦それぞれの所得というものを比べると、不思議と一人当たりの年齢別平均所得はほぼ変わらないことになります。
一体、どういうメカニズムが作用しているのかは不明ですが、これを見る限り、男女の格差、未既婚の格差というよりも、男女未既婚関係なく一人当たりの所得ベースでみると、少なくとも40代まではほぼ変わらず、同じなのだということです。(引用)

記事中には、分かりやすいグラフが示されていますので是非ご覧ください。

重要なのは、一人当たりというところです。
一人当たりの年収はそれほど差はなく、稼いだ後の暮らし方、お金の使い方が大切になってくるのかもしれません。
従って、シングルの方も他者(特に既婚者)とお金のことを比べるようなことはせず、自身の生活設計をシミュレーションしていくことが大事になるのではないでしょうか。

セミナーでお伝えしている重要なこと

弊社の「自分だけのシングルライフプラン 7つの法則」で最後にお伝えしていることがあります。それは、

健康で、
家計収支的にも順調に過ごし、
年金生活のスタートラインに立つために、
自分にとっての老後必要資金を準備しながら、
現在および将来の経済的な備えをしていくこと

決して、ネットを中心に喧伝されている
投資
といううまい話ばかりに洗脳されず、
貯蓄や保険
という基本動作を確認しておくことを忘れずに、そしていまの高齢者に
「60歳までにやってて良かったこと」
「60歳までにやっておけば良かった」
ことを聞きましょう。
(弊社セミナーではそれもお伝えしています)