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既得権益者と他人の痛みを知らない人間の増加

『インフレ圧力、身を削る日本 米国と40年ぶり物価格差』(日経電子版金融PLUS)
という記事を読み、思ったことがありました。

要因は消費全体の多くを占めるサービス部門にある。米国は00年以降、耐久消費財の価格は年平均で0.5%下落しているが、サービス物価は同2.7%も上昇している。日本は00年以降、モノの物価は同0.1%上昇して米国よりもむしろ強いが、サービス物価は同0.1%しか上がらず、米国を大きく下回る。米国が20年間平均で2%の物価上昇率を達成できて日本ができない理由は、この物価構造の違いにある。

日本のサービス価格がなかなか上がらないのは、賃金を長く据え置いてきたからだ。米国は2~3%の賃金上昇が続き、人件費の増加分をサービス価格に転嫁してきた。日本は1990年代終盤に金融危機に襲われ、企業は雇用維持を優先する一方で賃金をカットした。その後、20年超にわたって日本の名目年収は増えないままだ。

同意される方も多いのではないでしょうか。
皆が仕事の立場を離れたら、かなり多くのサービスを事業者から受けていると思います。
心地良いものそうでないものそれぞれありますが。
でもそうでしょう?
それらに対する対価は正当なものでしょうか?
日本人は、見えないものに対しての評価ができないと聞いたことがあります。それは想像力を働かせることができないからだと思います。
 自分がそれをやれと言われたら
 自分がそれをやられたら
それを少し考えるクセをつけるだけで行動は変わっていくものと思います。

さて、あなたの会社の賃金って誰が決めているのでしょうか。
役職にもよると思いますが、多くは高い年齢層の人たちではないでしょうか。
その方たちは、売上・利益があがっていないから賃金をあげないのでしょうか。
それとも他にそれを使っているのでしょうか。

あなたの会社、あなたのいる業界、あなたから見て「既得権益者ばかりだな」と思えることがあるでしょうか。
思えるのであれば、それら既得権益者が賃金上昇を阻んでいるのかもしれません。
そして、年次を重ねた人たちが次から次へと新たな既得権益者になっていくのです。

賃金上昇がないのは他人に対する評価が低いからなのか?

賃金というのは、企業の売上から支払われるものですから、売上はお客様が支払ってくれるお金になりますから、価格設定によることになります。

その価格に対して、見合う商品・サービスであればお客様はお金を払うことになります。その価格には何が含まれているのか。その価格は商品・サービス内容に見合うのか。

残念ながら、多くの日本人が同じような感覚に陥ってしまっているのも要因にあると思います。それは、
「少しでもお金を払わなくてすむのであれば、お金を払いたくない」
という感覚です。
仕事が早い人、とても心地良い気分を味わせてくれる商品・サービス提供者の歴史を見ていかないといけないのですが、それらを見る目が養われていなければ、自分自身の仕事についてもここまでになったそれまでの地道な努力を忘れているのかもしれません。