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(出典)TOPIX見直しの概要(JPX総研)

TOPIX採用銘柄が半減方向へ

(出典)TOPIX見直しの概要(JPX総研)

東京証券取引所の市場改革として、数年前よりTOPIXの投資対象の見直しがされています。
2022年10月から二段階で行われ、2025年1月末に第一段階が終了しました。
第一段階では、流通株式時価総額100億円未満の銘柄が対象外となりました。
それにより、構成銘柄が約2,200から約1,700に減少しました。
最終的には、2028年7月で構成銘柄数が約1,200になるとのことです。
2022年からほぼ半数になりますね。

TOPIX銘柄から除外される可能性のある個別株は、投信やETF、年金などから売られていく可能性があります。

それとは別の話ですが、日本の個別株は、ひどいものがあります。
東証ギャンブル市場と揶揄されることもよくあります。
個別株を触る場合、そのようなスタンスが必要になってきます。

いまの日本の個別株取引で大切な資産を運用していくことを考えられている方は、長年取引をしている経験者から話を聞いておくことをおすすめします。

第二段階

第二段階の見直しは、
・対象市場がプライム市場、スタンダード市場、グロース市場になる。
年間売買代金回転率20%以上、浮動株時価総額上位96%以内。
・年一回、10月最終営業日に定期入れ替え。

初回の銘柄入れ替えは2026年10月、まだ実施されるのは先ですが、浮動株の時価総額が小さい個別株の売買は気をつけていきましょう。

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