家計の金融資産は高齢者が大半保有
上のグラフからも分かるように、個人の家計金融資産保有残高はずっと右肩上がりです。
日本では、高齢者の方が個人金融資産の大半を保有しているのはご存知だと思います。
事実、2023年6月末の個人金融資産は、60歳代以上の世帯で約65%を占めています。(日本銀行)
ここで考えてみてはいかがでしょうか?
実際のところ、毎年毎年個人金融資産が増加しているのはどういった理由でしょうか。
新しく高齢者層の仲間入りをした60歳以上の方々の退職金とかでしょうか。
それもあるでしょう。ですが、やはり
公的年金ではないでしょうか。
●老齢厚生年金の方々
●老齢共済年金の方々
●老齢基礎年金のみでも資産家の方々
これらの方々が公的年金を受給しても使っておらず、使いきれずに預貯金としてプールされていっているのではないでしょうか。
きっと専門家や政治家は分かっていると思います。
「コロナの10万円給付金が使われずに貯蓄されている」と言っていましたが、その前に公的年金と高齢者の金融資産増減状況を分析し、真実を語ってほしいと思います。
つまり、圧倒的に60歳以上の高齢者が金融資産を保有し、そのデータをもとに、現役世代がミスリードされていたり、過度に税金・社会保険料を負担させられていっているというのが今の日本社会でしょう。
このようなデータを見て、過度に不安になったりせず、我が家の家計(見直しを含め)は我が家のライフスタイルから考えていってください。
そして、不安を煽る営業パーソンには近づかないことです。