きれいなパンフレットやセミナー会場に騙されないように
注意喚起です。
投資をすすめるセミナーはきれいな会場で行われていることが多いです。
投資をすすめる業者がつくっているパンフレット等はきれいなものが多いです。
それらは金融事業者、そうでないものに関わらずです。
金融事業者に関わらずというのは、金融機関(事業者)にいたこともない、特に法人企業にも所属をしていない、SNSや口コミを通じて怪しい投資話を持ってくる比較的若い人たちなどをイメージしていただければと思います。
彼らは彼女らは金融に関する法令を知らずに儲け話を持ってきます。そして、経験値が浅いことも特徴です。
主に高齢者を狙って、高齢者の子供や孫くらいの年齢層が詐欺(ポンジ)や詐欺まがいなものをすすめてくる悪質商法が後を絶ちません。
きれいなパンフレットやきれいな建物(セミナー会場)での投資話に判断力を奪われないことが大切です。
カフェなどで話しされることもあるでしょうが、特に”儲け話”であれば、相手側のオフィスを確認するためにもそこで話しをするように心がけたほうがいいですね。もちろん判断はそこではしないこと大前提です。
同時に、その業者の見た目や話し方もそうです。必死に不安を煽るようなセールストークであればかなり高い確率で詐欺か詐欺まがいなものになるでしょう。
あまりに自信満々な態度などは疑ってみるべきです。
自分を過信評価していると騙されやすい?
自信過剰はいろいろな面で自分の判断をマイナスに働きかけてしまうようです。
高齢者が詐欺や詐欺まがいなものにあい、長い人生で形成してきた金融資産を失ってしまったというニュースが定期的に流れます。
高齢者は自信過剰になりやすいとのことです。
高齢になると自身の認知機能の低下を自身では認識できなくなり、他人の指摘よりも自身の判断力や金融リテラシーを過大評価する「自信過剰バイアス」が強まる。男性で、学歴が高く、金融取引の経験がある人ほど陥りやすい。
(出典:東洋経済「孤立に陥る高齢者ほど「詐欺被害」に遭いやすい」)
左図は「東洋経済:孤立に陥る高齢者ほど「詐欺被害」に遭いやすい」からですが、これを見ると、改めて高齢者は年々犯罪に遭う件数が増加していることが分かります。
世の中、酷い人間は多いです。
弊社セミナー『うまい話には裏がある』でもそのような危険性は周知していくようにしていますが、現代社会は人を騙してでも自分の懐を温かくしたいという人間が多いです。
多くの事業者も同じで、かなりの比率で「悪人・悪徳業者・悪質商法」がいると思うほうがちょうどいいです。
悪人・悪徳業者・悪質商法で使われている不安を煽る言葉、騙すための言葉の例
特殊詐欺(電子マネー型)の状況(警察庁)
(出典)警察庁「電子マネー型の被害状況(別紙1)」
(1) 特殊詐欺の電子マネー型交付形態における認知件数等の推移について
令和5年1月から令和5年11月末までに警察庁へ報告された電子マネー型の交付形態における認知件数及び被害額
【概要】
・ 令和5年2月以降、特定の電子マネー被害が急増し、同年11月(単月)の認知件数は電子マネー被害全体の92.8%、被害額は92.7%を占める。
(出典)警察庁