FPコンサルオフィス株式会社

メンタルを病んだことはありませんか

人は、ストレスがかかるとメンタルに不調を与えて気づかないうちに体調不良になることがあります。
仕事している中で
・この職場では人間関係でストレスがかかるから転職した
・ストレスばかりかかるので仕事(会社)をやめた
という話はよく聞きます。

なぜこのようなことを話すのかと言いますと、投資というのはストレスがかかりメンタルに大きな影響を与えるものだからです。
そのようなことは誰も指摘したりアドバイスをしません。
あなたの健康面を考えてくれるセルサイド(投資をすすめる人たち)などいません。
セルサイドが考えているのは、あなたから投じられるマーケットへのニューマネーのことだけです。

「自分のお金で投資をしている人」と「人のお金を使って投資をしている人」「投資をした人から手数料を受け取っている人」とでは日々の相場によるメンタルに与える影響が全く異なります。
やはり自分のお金がマイナスになっているとかなりのストレスになります。それがメンタル面へ悪影響を与え、日常生活や家庭環境にも負の影響を与えていく可能性があります。
「それは許容範囲を超えてやっているからだ」と言う人がいます。
そうではないんですよね。
許容範囲内で投資をされていてもマイナスになるというのはすごいストレスになります。

積立投資では、
「下がったら口数がたくさん買えるから下がっても喜べる」
などと机上の空論を平気で語ってくれます。
机上の空論者は、口数が増えた状態で投資対象の基準価額が下落していくと損失が大きくなるという仕組みを理解していないのではないかとさえ思ってしまいます。

積立投資で説明されないことは、残高が大きくなったときの対応です。

とにかく「複利効果」「長期投資は報われる」としか言わな机上論者が蔓延しているので、それらの声を信じて積立投資をしていっている人たちは現実的な対応ができないのではないでしょうか。

机上論者は、「毎月〇万円を〇年間、〇%で運用されるとこうなる」ということしか知らないので、例えば10年後の残高100万円ほどの状況が
・利益が乗っているのか
・利益が乗っていないのか
・トントンなのか
と考えた場合、ほぼすべて「利益が乗っている」という前提にたっていますので現実的な対応ができないのではないかと思います。
結果、「複利効果があるから」「長期投資は報われるか」「下落しても口数がたくさん増えるから」といった机上論で終わるという感じです。

積立投資であっても毎月1万円の投資であれば許容範囲だと思っていても、残高が積みあがって100万円ほどになったときにそれが80万円・70万円・60万円となってしまったらどうでしょうか?
行動経済学にある「参照点(リファレンス・ポイント)」という意識も加わり、それはもうストレスになってきます。