
だいたい同じことを言う金融業界の話を疑ってみよう
金融業界から発信される情報や考え方は、信用できるのか?
昨今よく聞くようになった次の3つについて
・公的年金は繰下げて受給額をふやそう
・リスク性資産でずっと運用し続けよう
・健康ならずっと働くことを考えましょう
シンプルに考えてみましょう。
公的年金を1年繰下げると8.4%増について

1年繰下げると、8.4%(月0.7%)増ということですが、この”金利”はどこから発生するのでしょうか。
残念ながら”金利”ではないですよね。
金利というものではなく、受給できない人の人数及び受給できなくなる可能性から計算されたものでしょう。
そのように考えてみると、どのように思われますか。
私たちの人生は誰にとっても有限ですから、受給できるものは受給し(それまでに払うべきものは払っていますよね)、自分にとって楽しいことやものに対して消費していくことが大切なのではないでしょうか。
このあたりの話は、特にiDeCoを必死にすすめるFP資格保有者からよく情報発信されている印象があります。
推察すると、自身の仕事につなげるためのポジション・トークとも言えるのではないかと思えます。
特に、iDeCoやつみたてNISAの話ばかりする面々には気を付けたほうがいいです。
なぜなら、それらはすべて自己責任原則のもと行われるものであり、その結果について見届けようという姿勢は感じられないからです。
リスク性資産でずっと運用し続けよう
金融業界がつくる話は、国民(顧客)に消費を我慢させることが絶対条件となっています。
おかしいものです。
インフレに対してもそうです。
「インフレ対策のために消費を我慢して運用していきましょう!」
何年も前からインフレ不安を煽ったセールストークで投資をさせようとしていきていますが、現実的に物価上昇してきた今、それらを消費にあてましょうという提案をしているセールスはいますか?
金融業界の、特に大きな金融機関でサラリー生活している人たちは普通に年収高く、退職金も多いです。普通に年収の高い彼らが徹底的にリスク性資産で運用していればまだ分かりますが、私が聞いてきた経験上ではありますが、「社内ルールがあって」「住宅ローンや教育資金があるので」等を持ち出して顧客にすすめるような勢いでリスク性資産を保有していません。
あなたは彼らのために楽しい消費を我慢しますか?
投資が趣味ならいいかもしれませんが、一生、お金を使うことができなくなってしまいますよ。
ずっと働きましょう
最近多くないですか?
「一生現役!働けるならずっと働いていきましょう!」
他人様に言われることではないですよね。
この手の洗脳話には気を付けて、自分自身でライフプランを再確認していきましょう!