2022年3回の利上げ見通し
2021年12月14日・15日、米国FOMC(連邦公開市場委員会)が開かれました。
そこで、政策金利を0.00~0.25%に据え置きました。
FRBは新型コロナウイルス危機対策で2020年3月から量的緩和を開始し、大量の資金を供給してきましたが、2021年11月にテーパリングを開始しました。
11月に開始されたテーパリングのペースについては1か月で修正となり、2022年1月より米国債を月額100ドルから200ドルへの減額、MBS(住宅ローン担保証券)を月額50億ドルから100ドルへの減額へと減額幅を倍増すると決定しました。
これにより、2022年3月でテーパリング終了予定となります。
ここからFRBの保有資産は増えなくなります。
また、FFレート(政策金利)見通しでは、2022年、2023年に3回ずつの利上げを予想となりました。
雇用の見通しは、2022年に最大雇用達成を見込んでいるとしました。
インフレ率上昇は「一時的」を削除
FRBは、雇用の最大化と2%のインフレ率の達成を目指す。
インフレ加速は「一時的」としてきたが、その文言を削除。
パウエル議長
「インフレ率が上昇し、労働市場も改善している。金融政策支援の追加を必要としていない」
(出典)日本経済新聞