FPコンサルオフィス株式会社

インフレのためなら”いま”を大切にしたプランニングで

金融業界、とくに投資をすすめる界隈には、
「インフレに備えて投資を!」
「預貯金では貨幣価値が・・・」
などといったセールストークが蔓延していますが、実際に現在進行形の物価上昇による実質賃金マイナス状態の経済環境で、それはどうなっているのでしょうか?

本来であれば
「いまこそ利益確定を!」
「投資でプラスになった利益を今の生活費に充当していきましょう!」
といった話は聞こえてきません。
それどころか、
「え?5,6年積立投資をしているのに大きく元本割れ?」(特定保険商品など、そのような現象にあります)
「え?すでに数十万円積立投資していても使えるほど増えていない?」
「え?いま取り崩しをするのを否定するのは複利効果がなくなるからダメって?」

投資のための投資になっていないでしょうか?
こういうときに利益確定をしていく”練習”をしていくことは大切です。
それによって、手続きの方法や税金、効能を体験できます。
また、ずっと金融商品にお金を入れていると使えなくなります。
”使えなくなる”というのは、使うのを「悪」だと思ったり、使うことよりお金を「数字」として眺めていくことが好きというようになってしまうということです。

金融業界はあなたにお金を使おうとさせません。常に金融商品にあなたのお金を使わすことを目的にあなたに接してきます。
金融業界には、ライフプランという建前は存在していますが、それは言葉だけで実際にそれを真剣に考えた行動はしてはいないと感じます。
それは”数字が命””株価命”という営業姿勢になっているからです。

また、同時にYoutuberなども同じです。
投資をしている人、投資をしようとしている人が”視聴”するのでそれで稼げます。
それが基準になりますので、他人様に利益確定といったことをすすめることはほぼないでしょう。

いま、インフレでご自分の生活感として毎月の収入でのやりくりに厳しさやストレスを感じており、その状況で収入から将来のために金融資産への投資を行っているという場合、いまの生活を大切にすることを考えて、利益確定を検討されてはいかがでしょうか。