家計貯蓄1946兆円(2021年3月末)
日本銀行が発表した2021年3月末の個人金融資産残高は、前年比130兆円増(7.1%増)の1946兆円とのことです。
内訳で見た場合、株式等が50兆円、投資信託が18兆円増加となっています。
日本の個人金融資産全体は増だが、我が家の金融資産は増か?減か?横ばいか?
日本の金融資産は順調(?)に増加傾向ではありますが、ご承知の通り、金融資産(株式・投信含む)の大半は富裕層や高齢者層が保有しています。
相対的に見て、消費に魅力を感じていない層に金融資産が集中しており、かつ増加する傾向にあります。
これが日本の個人金融資産の基本形です。
従って、個人金融資産全体が増加したということは、高齢者全体の金融資産が増加したと考えるのが妥当です。
あなたの家計の金融資産は増加していますか?
増加している家計の皆さん、消費額はいかがでしょうか。増加していますか?減少していますか?
増加していましたら、順調な家計であり、減少していましたら消費を抑えた結果だということです。
金融資産がどの資産(預貯金や有価証券等)にあるのかは関係なく、それら金融資産残高はそれぞれの個人が消費を我慢した(消費をしなかった)結果によるものです。