金融資産1千万円がひとつのラインになる
総務省統計局から公表されました「2022年の家計調査報告 貯蓄・負債」によりますと、二人以上の世帯(世帯人数平均2.91人、世帯主の年齢平均59.7歳)の貯蓄平均値は1,901万円とのことで、前年より21万円(1.1%)の増加、4年連続の増加とのことです。
平均とは、平均以上に持っている人たちの額が大きく平均値を引きあげる傾向がありますので、肌感覚では中央値を見ることになります。中央値は1,168万円です。
このうち勤労者世帯(二人以上の世帯に占める割合55.9%)は、平均値は1,508万円(前年比54万円、3.7%増)、中央値は928万円です。
平均値(1901万円)を下回る世帯が66.3%(前年67.6%)と約2/3を占めているところから、分布としては貯蓄が少ない世帯が多いです。
ここから言えることは、家計としてはまずは 1,000万円 を目標にするというところではないでしょうか。
どういう方法でもいいと思いますが、できればこの目標ラインへ向けてはリスク性資産での達成ではなく、堅実な方法で取り組んでいってもらいたいと思います。
かつ、極力早めに達成していけるようにプランニングしていきましょう。